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いきとは

いきとは、江戸における美意識(美的観念)のひとつであった。江戸時代後期に、江戸深川の芸者についていったのがはじまりとされる。身なりや振る舞いが洗練されていて、格好よいと感じられること。また、人情に通じていること、遊び方を知っていることなどの意味も含む。反対語は野暮である。

「いき」には、単純美への志向など、わび・さびなどの日本の美的観念と共通部分もある。また、これまで海外ではわび・寂びが日本の美学の代表のように捉えられていることもある。だが、無常などの宗教観念と関連するわび・寂びは難解とされ、日本人でも説明するのは簡単ではない。また、現在の日本人の日常生活からは、わび・寂びはむしろ遠のきつつあるともいえる。これに比較して、「いき」は「さっぱり」「すっきり」などという形容が当てはまるように、より親しみやすく、意味は拡大されているが、現在でも広く日常的に使われる。
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「いき」に対して「いなせ」という言葉がある。「いき」は火消しのことで「いなせ」は魚屋の事だといわれている。「いきでいなせな」と続けて用いられることも多いが、必ずしも使用者が明確に使い分けているとは限らない。

九鬼周造『「いき」の構造』(1930)では、「いき」という江戸特有の美意識が初めて哲学的に考察された。九鬼周造は『「いき」の構造』において、いきを「他の言語に全く同義の語句が見られない」ことから日本独自の美意識として位置付けた。

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2009年10月22日 15:44に投稿されたエントリーのページです。

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